二輪と温泉と音楽とサッカーをこよなく愛する伝説の男の物語

珠玉のドルチェ神話

今日は節分ですね。豆まきですね。しかし、そんな事してる場合ではないのです。急いで行かなければならない事になりました。また、ハードオフに名機がある噂を聞いたのだ。早く行かなきゃなくなるで!
急げ〜ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3


無事にハードオフで入手しました。3ヶ月保証付きで3万でした。(スタンド付き)これも日本が誇るスピーカー往年の名機ビクターSX-500DOLCEです。(1995年製)


実は、スピーカーはJBLを狙っていたのだが、新品は高いし中古は程度の悪いものばかりだった。それで今回は、中古で安く昔から憧れていたビクターSXシリーズを探す事になった。当時、オーディオ雑誌などで常にトップクラスの評価を得ていたスピーカーの名機だ。ずう〜っと、、どんな音なんだろう?と気になっていて、もう17年が経った。初代SX-3から25年も生産され続けた日本製では他に例を見ないロングセラー商品となったのだ。
ビクターと言えば、この犬ご存知ですよね?

愛犬ニッパーが亡き御主人の声を蓄音機で聴いてるHMV (His Master's Voice) ビクターのトレードマークだね。

オーディオシステムの中で一番音が変わるのがスピーカーですね。アンプはスピーカーの実力を発揮させる為の物。アンプとスピーカーの組み合わせで音の性格がほぼ決まってしまう。聴く音楽の特徴に合わせたシステムを組む必要がある。
俺としてはロックやジャズを得意とするシステムが欲しい。でも、実際に買って聴いてみないとわからない。都会に行けば量販店で試聴出来るらしいが、こんな田舎には店に行ってもミニコンポしか売ってない… 結局、雑誌の評価やネットの口コミなど参考にする程度だ。車なら試乗する事も必要だよね。それにしても、かつてのようなオーディオブームの時代は去ったようだ。メーカーも少なくなったね… 景気の悪化も影響し、まあ、iPhoneで音楽聴く時代が到来したからね。

解説

ローレベルにおいてのリニアリティに目標を置き、開発された2ウェイスピーカーシステム。

低域には20cmのコーン型ユニットが採用されています。
振動板には、クルトミューラー社製のコーンが採用され、その特性をより高めるために、独自のノウハウのコーディング剤をバックコートし、再生レンジを拡大しています。
また、小音量時でもダイナミックな音を再生するためにスパイダーサスペンション(蝶ダンパー)で支持しています。このダンパーは、今までの蝶ダンパーを基本に、試聴とコンピューター解析を繰り返し、形状を決定しています。

高域には3.5cmのドーム型ユニットが採用されています。
羽二重の絹を素材として使用しており、その成形後に多層塗布法により、薄膜ゴムをラミネートしています。

低域、高域のユニットそれぞれに磁気特性のすぐれた内磁型アルニコ磁気回路を加え、純度99.9999%の6N銅線ボイスコイルを採用しています。

キャビネットは中低域の厚みと自然に減衰する美しい音を求めて、9層構造のバッフルボードを採用しています。
カラ松ランバーコアを高密度高剛性針葉樹の3プライ積層板でサンドイッチし、さらに表面をオークのつき板シアゲとした9層構造としています。
また、ターミナル部の強度を増すために、背面をフラット化。振動モードをシンプルにしたため、自然な減衰特性が得られています。
さらに新Gラインユニットレイアウトなど、ビクター独自のキャビネット技術を投入しております。
内部の吸音材にはウール100%を採用しています。

ネットワークにはビクター独自のOFC(無酸素銅線)を使用し、各ユニットは独立敗戦で内部干渉を防止しています。
また、カシメ接続で接点ロスをなくし、ターミナルには金メッキを採用しています。

別売りのスピーカースタンドは支柱を針葉樹系高密度パーチクルのコアとしたホワイトアッシュで挟み込んだ表面つき板シアゲとし、MDFパイン材の地板を採用しています。

機種の定格

方式 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
・防磁型(EIAJ)
ユニット 低域用:20cmコーン型
高域用:3.5cmドーム型
インピーダンス 6Ω
定格入力(EIAJ) 45W
最大入力(EIAJ) 180W
周波数特性 40Hz〜30000Hz
クロスオーバー周波数 3000Hz
出力音圧レベル 90dB/W/m
外形寸法 幅270×高さ454×奥行293mm
重量 12.5kg
付属 スピーカーコード(3m×2)
ターミナルプロテクター
別売 スピーカースタンド LS-500D(2台1組、\35,000)



我が所有するスピーカーとしては初めての密閉型アルニコと言う素材だとか。低音がやや硬い?印象。中高域は滑らかで艶がある?感じ。音はとてもしっかりしてる。音の輪郭がはっきりしていてとてもみずみずしい。なんか一皮剥けたみたい。明るく若返った印象。しかも、音の立ち上がりが速い。音が全面に押し出てくる感じ。目をつぶって聴くと、ボーカルは目の前で歌ってるようだ。解説にもあるが、小音時での音質が優れていると思う。我が部屋では大音量で聴いているが、それが出来ない人も多いだろう。狭い日本には優位かもねかもねそうかもねww


20年メインスピーカーとして聴き続けてきたダイヤトーンに馴染んでしまっている… ダイヤは3ウェイなので、高音、中音、低音が区別されていて、音に濁りがない。でも、バランス的にどうなのだろうか?確かに低音はダイヤの勝ち。ただ、モヤッとしてる?ダイヤは全体的に温かく柔らかく広がりがあるが鋭くない。どうやら、ドルチェの方が攻撃的な印象がある。2ウェイの方が音のまとまり方、バランスが良いのでは?
まあ、実際に自分で買って聴いたのしかわからないので、他のスピーカーがどんな音なのかわかりません。まして、世界的ブランドのJBLなんてどんなんやろ?オーディオって、切りがないのだ。底なしだ… まあ、今回も縁がありドルチェと付き合う事になりました。外見はどうよ?やっぱ、外見って大事よね?じっくり音楽を聴いてる時って、不思議とスピーカーをじっと見つめてしまうよね?見た目気に入らないと聴いていてつまらない。まあ、ドルチェは個性的だと思う。割りとシンプルなようで他にない強烈な顔してる。なんか魚眼に見つめられてる感じ…?でも、個性が好きだね!一目でビクターとわかる。

かなり部屋の印象が変わった。2ウェイで多少小型化して部屋が広くなったかな(^o^) スピーカーって家具だよね。ダイヤよりたった5年若くなっただけだけど、俺的には17年前にタイムスリップしたようでとても新鮮だ。これは壊れるまで使います。また日本車になったけど…JBLは定年後にとっておくんべ(^-^)/

とにかく、見た目も実力も目が覚めるような鮮烈な逸材です。使うアンプも選ばれるとか?サンスイでも607クラスではちょいと物足りないとか?上級の907クラスが必要だとか言われているようだが、これも切りがない。これ以上は知らなくて良い。これでも十分満足してる。サンスイとドルチェで1995年コンビとなりました。スピーカーは壊れないと思うが?日本が産んだ素晴らしい芸術が多くの音楽ファンの心に響きました♪ 寒い冬は部屋でじっくり音楽いいですな♪ これでまたTV離れ始まりそうだ…(^_^;) まあ、我が家にまた一つ宝物が増えました。めでたしリンドウww

それでは、クイーンの名曲「イニュエンドウ」をドルチェで聴きましょう♪(^_-)-☆